とじる
葉の形:単葉葉の付き方:束生葉の縁:全縁

コバノミツバツツジ

科名 : ツツジ
初級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

六甲山を代表するツツジで、多くの人に親しまれています。明るい林を代表する夏緑低木です。春、木々が芽吹く頃、濃いピンク色の花を咲かせます。明るい林内や林縁などでは花をつけますが、暗い林では、生えていることはあっても花を咲かせることはありません。

ここがポイント

見る 春先に真っ先に咲くツツジです。小さな3枚の葉が枝先にまとまってつきます。枝は三つ又に分かれるように、上方に伸びています。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山系のほぼ全域で見ることができます。谷沿いの湿った所より、斜面上方の乾燥気味の所で多く見られます。

ブナ林やアカマツ林,コナラ林を中心に生育しています。これらの群落は、おもに夏緑樹が優占していて林の中が明るいことが特徴です。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

ユキグニミツバツツジ コバノミツバツツジの葉柄は毛がありますが、ユキグニミツバツツジにはないことで区別できます。また、ユキグニミツバツツジの葉は一回り大きく、よりひし形に近いことからも見わけることができます。六甲山のミツバツツジ類のほとんど全部がコバノミツバツツジといっても過言ではありません。