とじる
葉の形:単葉葉の付き方:互生葉の縁:全縁

カキノキ

科名 : カキノキ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

秋の味覚の代表である柿を収穫するため、しばしば耕作地や人家周辺に植栽されています。人里を代表する樹木といえるでしょう。人家周辺にあるカキノキはすぐにわかるのですが、森林内でカキノキを見ると、わからなくなってしまう人が多くなるのは不思議です。

ここがポイント

見る 厚めの大きな葉と、細く縦に割れる茶褐色の樹皮が特徴です。 秋に実がなっていたら、とてもわかりやすい樹木です。
味わう 山中でカキノキの実がなっているのを見つけても、その実のほとんどは渋く、そのまま食べると口の中で渋みがはりついたようになってしまいます。勇気のある人は食べてみてください。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山の山麓部に広く生育しています。

二次林で比較的よく見られる樹木です。六甲山の森林内で見られるカキノキは、栽培されたものから広がったと考えられます。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

シラキ 葉がよく似ている樹木にシラキがあります。シラキは樹皮が白っぽくて縦に割れません。また、海抜の高いところによく出現するのも特徴です。