とじる
葉の形:単葉葉の付き方:対生葉の縁:全縁

フサフジウツギ(別名:チチブフジウツギ)

科名 : フジウツギ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

中国から観賞用に導入された外来植物です。今では六甲山に広く繁茂しており、いたる所で見ることができます。

ここがポイント

見る 枝先に、薄紫色の花をたわわにつけた様子が目を引きます。六甲山に行けば、一目でわかるでしょう。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 沢沿い,堰堤の堆積地,林縁,造成地などの明るく開けた場所に群生しています。

外国から導入された植物が、日本の気候に合って大繁茂すると、従来の生態系の質を変え、風景までも変えてしまうことがあります。日本の生物多様性に与える外来種の影響は、近年の重要な問題です。フサフジウツギは、六甲山のいたるところに繁茂しており、どのような影響を与えていくのか、注意して見守っていく必要があるでしょう。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

フジウツギ 花や葉の様子がよく似ている樹木に、在来のフジウツギがあります。葉の裏を見ると、フサフジウツギは毛がたくさんあって真っ白になるのに対して、フジウツギは緑色です。また、フジウツギの枝にはヒレが発達します。フジウツギは非常に少なくなり、絶滅が危惧されています。