とじる
葉の形:単葉葉の付き方:対生葉の縁:全縁

ヤマウグイスカグラ

科名 : スイカズラ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

花は4月〜5月、長い柄の先にぶら下がって咲くので見つけづらいものの一つです。ピンク色で、漏斗のような形をしています。果実は6月頃、楕円形で赤く熟し、食べられます。葉や葉柄、花などに生える毛に変異があり、それによって3つの種類に分けられています。ヤマウグイスカグラは、葉や葉柄などに毛がまばらに生えています。

ここがポイント

見る 枝の節の部分につば状のものがついています。これは対生する2枚の葉の葉柄がつながって木化し、残ったものです。冬枯れしている時期によく目立ちます。
味わう 果実はほんのり甘くておいしいです。。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 今回の調査では、海抜100〜600mの範囲で見つけることができました。

コナラ−アベマキ群集を特徴づける樹木です。夏緑二次林に見られることが多いです。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

ウグイスカグラ・

ミヤマウグイスカグラ

葉や葉柄、花などに生える毛があるものをヤマウグイスカグラ、毛がないものをウグイスカグラ、腺毛になっているものをミヤマウグイスカグラと区別する場合があります。
イボタノキ イボタノキは葉がより薄く、主脈が凹んでいるのが目立ちます。。