とじる
葉の形:単葉葉の付き方:対生葉の縁:鋸歯

ガマズミ

科名 : スイカズラ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

5〜6月に小さな白い花をたくさん咲かせ、10月頃に美しい赤い果実をつけます。熟した果実は甘酸っぱく、鳥たちの好物です。またガマズミで作る果実酒は疲労回復の効果があると言われています。目にも舌にも「おいしい」植物です。

ここがポイント

見る 葉は変異が大きく、いろんな形があってなかなか同定するのが難しいことがあります。一番スタンダードなものは円形に近い葉のようで、次に多いのは葉の基部がくさび形のもののようです。ガマズミかなぁと思ったら葉の変異を探してみるのもいいかもしれません。
触る 両面ともに荒い毛があり、触ると少しざらざらします。。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山では、二次林を中心に広く分布しています。

夏緑二次林によく出現する樹木です。照葉樹林などのような暗いところではほとんど見ることができません。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

コバノガマズミ コバノガマズミの葉は毛が密生してビロード状です。触るとふわふわした感触です。また、葉柄はほとんどありません。。
ミヤマガマズミ ミヤマガマズミの葉の表面は無毛で光沢があります。触るとつるつるしています。
オオカメノキ オオカメノキの葉は、基部がハート形に凹みます。また、オオカメノキは海抜の高いところでしか見られないのも特徴です。