とじる
葉の形:単葉葉の付き方:対生葉の縁:鋸歯

タニウツギ

科名 : スイカズラ
中級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

谷筋に生えていることから「タニウツギ(谷空木)」の名がついたと言われています。5〜6月頃に可憐なピンク色の花を咲かせ、その美しさに心が洗われます。

ここがポイント

見る 葉の裏面は毛が密生しているため、白っぽく見えます。 葉の表は脈の部分がくぼんでいます。。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 表六甲の東側や裏六甲に点々と分布しています。見に行くなら、逢山峡あたりがおすすめです。

六甲山には本州の日本海側の多雪気候下に分布の中心を持つ植物が見られます。これは、氷河期に北から南下してきた植物たちが、氷河期の終わりとともに六甲山系に取り残されたためだと考えられています。このタニウツギもそんな植物の一つです。。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

ヤブウツギ 花の色と葉の裏の毛の様子で見分けることができます。タニウツギの花はピンク色で、葉の裏全体に白い毛があります。ヤブウツギの花は紅色で、葉の裏はおもに脈沿いに毛があります。