とじる

ハギ類

科名 : マメ
分類 : 夏緑多年草
 

この植物について

見た目が低木にもかかわらず、年に1回程度なら刈り取られても生きていけます。そのため、ススキ草原に生えることも可能で、草原の草花を歌った秋の七草の一つにもあげられています。ここで扱うハギ類は、マルバハギ,ツクシハギ,ヤマハギ,キハギをまとめています。

ここがポイント

見る 小さな葉が3枚集まる「3出複葉」が、ハギ類の特徴です。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 マルバハギ,ツクシハギ,ヤマハギの3種は、六甲山全域の、明るいアカマツ林に出てきます。キハギは、露岩地で見られ、アカマツの低木林(アカマツ−ハナゴケ群集)や、布引の滝の近くで見ることができます。

道路や宅地などを造成をした場所では、法面が崩れないように、施工の直後に緑化を行います。最近では、外来種を植えずに、日本にもともと生えていた種類を植える傾向にあります。ところが、中には、その種類を、海外で調達してくることもあります。ハギの仲間でも、中国産を使っている例があります。ハギは地域によって特有の種類が多いだけに、1種類がはびこると、万葉の時代から受け継いできた地域の多様さが失われてしまうことも考えられます。ハギ類に限らず、これからは外国産の種子の使用にも気を遣っていくことが必要でしょう。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た植物