とじる

ミヤコザサ

科名 : イネ
分類 : 常緑低木
 

この植物について

茎(ササでは稈(かん)といいます)の節を触ってみて下さい。丸くふくれています。これさえ覚えれば、六甲山でミヤコザサを間違うことはありません。稈が細くて、枝分かれしないのも特徴です。

ここがポイント

触る 稈にそって指を滑らせて、節の丸さを実感してみて下さい。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 六甲山では、400〜600mあたりから徐々にネザサと置き換わり、山上ではミヤコザサばかりとなります。

ササの仲間は、積雪と関連づけて分布を説明できることで有名です。例えば、稈の枝分かれの位置は、積雪の深さと対応しているといわれています。雪の下で、寒さや乾燥から芽を守っているのです。ミヤコザサの仲間は、枝わかれしません。これは、六甲山では積雪がほとんどなく、地下でないと冬の間、芽を守れないという訳です。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た植物

ササ類 ササ類を見分けるのは、上級者といえども難しいものです。