とじる

タケ類

科名 : イネ
分類 : 常緑高木
 

この植物について

モウソウチク,マダケ,ハチク。この3種の区別ができれば、まずは合格です。

ここがポイント

味わう いわずとしれた、筍(たけのこ)です。野外で、モウソウチクを軸にホットケーキの生地を焼きつけると、特大バームクーヘンも可能です(爆発しないように、竹には鋸目を入れておいて下さいね)。
触る 切り出せば、子供も大人も1日は存分に遊べる、竹細工の材料です。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 ほとんどが裏六甲か須磨周辺の山麓部に分布しています。住宅地近の中に小面積で取り残されたような状態で点在しています。

物干し竿や稲木や籠など、昔は利用価値が高く、林の手入れが行き届いていました。その時代とは違い、今では、放置されている竹林がほとんどです。すると、どうなるか。養分を親から送ってもらうタケノコは、一気に伸びます。「雨後の筍(たけのこ)」の勢いで次々と隣の林に侵入したタケノコは、やがて隣の林をのっとってしまいます。・・・というのは、全国的に見た場合の問題。六甲では、宅地の中にわずかに残っている竹林が大半です。何より、手入れをすれば、身近に涼やかな眺めの竹林を楽しめることが利点でしょう。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た植物

タケ類 3種は、竹の皮で区別できます。モウソウチクの皮には毛が生えていてザラザラ。マダケの皮には毛が無くツルツル。だから、おにぎりを包むのはマダケ。ハチクの皮は薄紫色で、黒っぽいモウソウチクやマダケとは色が違います。