とじる

アオツヅラフジ(別名:カミエビ)

科名 : ツヅラフジ
分類 : 夏緑藤本
 

この植物について

林縁の植生を代表するツル植物です。10月頃、房なりの青い果実は目をひきます。いかにもおいしそうに見え、漢方薬に使われていますが、薬と毒は紙一重。見るだけ、採るだけにして、口には入れないでおきましょう。

ここがポイント

触る スギ人工林の林床などで見かける、地表をまっすぐに伸びるツルは、ツル細工に最適です。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 今回の調査では、650m以下の地域に広く分布しています。海抜の低い所では、植生を問わず出てきます。

林縁の植生を代表するといっても、フジやクズのようにはびこることはありません。もっぱら、低木に絡み、目線の高さくらいにまで育った所で、果実をつけてしまいます。

  自然林 二次林 人工林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た植物

ホソバウマノスズクサ 葉の脈で区別します。アオツヅラフジは、葉のつけ根から出る三つの脈が目立ちます。ホソバウマノスズクサでは、3脈が目立つというよりも五つに分かれます。