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● 大和川の洪水

洪水氾濫シミュレーション

<河口から32.8キロ地点右岸側の堤防が決壊した場合>

凡例 32.8k右岸

 河口から32.8キロ地点右岸側の堤防が決壊した場合の浸水状況の時間経過です。
 浸水区域は,斑鳩町の低平地のうち、破堤1時間後にJRまで到達し、3時間後には最大となり、竜田川と富雄川に挟まれた斑鳩町の低平地部分が浸水します。水は長時間引きません。


<河口から17.8キロ地点右岸側の堤防が決壊した場合>

17.8k右岸

 河口から17.8キロ地点右岸側の堤防が決壊した場合の浸水状況の時間経過です。
 破堤1時間後には八尾空港が浸水し、徐々に恩智川、第二寝屋川、平野川分水路沿いに浸水区域が広がります。破堤5時間後に水は近鉄布施駅まで達し、7時間後にはJR放出駅に到達します。浸水区域面積が最大となるときには、ほとんどの所で1m以下の浸水となっていますが、浸水範囲は、西は平野川、北はJR片町線放出駅までと大きく広がります。
 8時間後から水が引き始めますが、19時間たっても広範囲に0.5m以下の浸水が残り、中には1.25m以上の浸水が残る区域もあります。


<河口から3.2キロ地点左岸側の堤防が決壊した場合>

3.2k左岸

 河口から3.2キロ地点左岸側の堤防が決壊した場合の浸水状況の時間経過です。
 浸水区域は、破堤30分後に阪神高速まで到達し、範囲はあまり広がりませんが、水深は増加します。5時間後には浸水区域面積が最大となり、南海高野線付近から海岸部まで浸水し、深さは2m以上になります。
 その後、徐々に水は引き始めますが、20時間たっても1m以下の水が残ります。

<最大浸水状況>

最大浸水状況

 左右岸におよそ1〜2kmおきに堤防の決壊地点を想定し、その最大の浸水状況を重ね合わせたものです。
 この図は、この範囲にまでは氾濫する可能性があることを表したものです。 堤防の決壊箇所によっては必ずしもこの範囲全体が浸水する訳ではありません。
 大和川下流右岸側の浸水区域が特に大きく、北はJR片町線の放出駅にまで広がっています。交通機関もJRをはじめ、私鉄や多くの国道が広い範囲で浸水する可能性があります。

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