亀の瀬は、大阪府(おおさかふ)と奈良県(ならけん)の県境(けんざかい)にあり、北側を生駒山地(いこまさんち)、南側を金剛山地(こんごうさんち)にはさまれた谷あいにあります。 大和川(やまとがわ)の上流の奈良には156本の支川(しせん)があり、奈良県の王寺町(おうじちょう)で1本の大きな川となり、亀の瀬から大阪へ流れていきます。亀の瀬は、大和川の水が奈良から大阪へ流れるたったひとつの出口なのです。 ここが地すべりしやすい地質であるため、昔から大きな災害が何度も起きています。