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わたしたちの亀の瀬

6.世界最大級の「亀の瀬地すべり対策工事」

(1)約50年かけて完成した「地すべり対策工事」

亀の瀬の地すべり対策工事は、1962年(昭和37年)に始まり、2011年(平成23年)3月に完成しました。約50年にわたる長い工事でしたが、現在、そのほとんどは地下にあり、工事の後に植えられた草地や木々の下で、亀の瀬の地すべりを防いでいます。

(2)世界にほこる、地すべり防止技術

地すべり対策工事は、大きく分けると2種類あります。
1つは「土や水の動きをやわらげる工事」で、代表的な工事の方法として、すべりやすい土を取りのぞく「排土工(はいどこう)」、水を集める巨大(きょだい)な井戸(いど)である「集水井工(しゅうすいせいこう)」、集めた水を大和川(やまとがわ)へ流す「排水(はいすい)トンネル工(こう)」、地中の水を集める「集水(しゅうすい)ボーリング工(こう)」があります。
もう1つは「土の動きを力づくで止める工事」で、代表的な工事の方法として、すべり面の下の固い地層(ちそう)まで深くくいを打ちこむ「深礎工(しんそこう)」と「鋼管杭工(こうかんくいこう)」があります。亀の瀬の地すべり対策工事は、この2種類の工法(こうほう)を組み合わせ、最新の技術を使った、世界最大規模(きぼ)の工事です。

亀の瀬のおもな地すべり対策工事
亀の瀬のおもな地すべり対策工事