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わたしたちの亀の瀬

6.世界最大級の「亀の瀬地すべり対策工事」

(3)地形の特性に合せた対策工事

亀の瀬の地すべり地は大きく3つに区分(くぶん)され、それぞれの地形や条件に合った対策工事が行なわれました。
たとえば、もっとも高いところにある地域(ちいき)ではすべりやすい土を取りのぞく「排土工」、低いところではすべり落ちようとする土をせき止める「深礎工」や「鋼管杭工」が中心となっています。
また、亀の瀬全体に「集水井工」「排水トンネル工」「集水ボーリング工」「横ボーリング工」など、地下水をぬき取るための工事が行なわれています。

亀の瀬地すべり対策工事の地中のようす
亀の瀬地すべり対策工事の地中のようす
亀の瀬の地すべり
地すべりの長さ 約1,100m
地すべりのはば 約1,100m
すべり面までの深さ(最大) 最大 70m
すべり面の角度 平均12°前後
すべりやすい土の量(予想) 約1,500万m²
地すべり対策工事
工事の目的 工事の種類 工事の方法 数 量 単 位
土や水の動きを
やわらげる工事
土を取りのぞく工事 排土工 935,000
土に水をためない工事 水路工 2,772 m
地下水をぬきとる工事 集水井工 54
排水トンネル工 7,240 m
集水ボーリング工 147,392 m
横ボーリング工 7,572 m
土の動きを
力づくで止める工事
くいで土をせき止める工事 深礎工 170
鋼管杭工 560