礫間接触酸化方式

礫間接触酸化方式

川が本来もっている「自浄作用」が多く発揮できる「瀬」と「淵」を再現した浄化方法。川の流れがゆっくりとした「淵」では汚濁物質を沈殿・接触分解する場を持たせ、また水の流れが速い「瀬」では、接触酸化に必要な酸素供給や砂礫間を通る際のろ過機能を持たせています。

■浄化原理と仕組み
(日)取水口から流入した河川水をポンプで浄化施設内へ導きます。
(月)汚れた河川水を時間をかけて礫間に通し、汚濁物資の沈殿・吸着・生物分解などを行います。
(火)浄化された水は放流口を通り、本川に放流します。

■特徴
  • 汚れた川の水をいったん施設に取り込み、自然石の接触材で浄化。
  • 自然流下方式のため、エネルギーをほとんど必要としない。

施設諸元

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施設名 (6)葛下川浄化施設 (15)富雄川浄化施設 (16)飛鳥川浄化施設
位置 奈良県北葛城郡王寺町王寺地先 奈良県生駒郡斑鳩町目安地先 奈良県磯城郡川西町保田地先
対象河川 葛下川 富雄川・岡崎川 飛鳥川
完成時期 平成15年度 平成6年度 平成6年度
浄化方法 礫間接触酸化法 礫間接触酸化法 礫間接触酸化法
浄化水量 0.4m3/s 0.3m3/s 0.6m3/s
計画除去率 BOD約10% BOD75% BOD75%
施設規模 延長60m W13.9m×L20m
×H4.3m×8
W28.0m×L46.0m
×H3.0m ×4槽