上向流接触酸化方式

上向流接触酸化方式

浄化槽の中にプラスチック製の接触材を充填し、接触材に対して下から上にゆっくり汚濁水を流すことにより接触材の表面にすむ微生物が汚濁物質を吸着・浄化する方法です。

■浄化原理と仕組み
(日)河川水を取水し、自然流下方式で浄化施設内へ導きます。
(月)汚れた河川水を接触材の間に通し、汚濁物質の沈殿吸着・生物分解などを行います。
(火)浄化された水は放流口を通り、本川に放流します。
 
■特徴
  • 通常用いる砂礫のおよそ20倍もの表面積を有したプラスチック製の 接触効率の高い接触材で浄化します。
  • 自然流下方式のため、エネルギーをほとんど必要としません。
  • 上向流方式のため目詰まりがしにくくろ過と接触酸化の機能が維持します。

施設諸元

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施設名 (7)久度樋門浄化施設 (10)南浦樋門浄化施設 (17)曽我川浄化施設
位置 奈良県北葛城郡王寺町久度地先 奈良県生駒郡斑鳩町神南地先 奈良県磯城郡川西保田地先
対象河川 大和川 大和川 曽我川
完成時期

平成18年度

平成18年度 平成11年度
浄化方法 接触酸化法 接触酸化法 上向流接触酸化法
浄化水量 0.022m3/s 0.027m3/s 3.0m3/s
計画除去率 BOD50% BOD55% BOD70%
施設規模 W2.5m×L16.5m
×H2.5m ×2槽
1.5m×L1.5m
×H1.8m ×8槽
W7.5m×L6.65m×H7.9m ×60層