33.高潮~36.背水区間・背水堤

河川一般

33.高潮<たかしお>

高潮とは、台風等により気圧が低くなり海面が吸い上げられたり、海面が強風で吹き寄せられたりして、湾内の海面が普段よりも高くなることを高潮と呼びます。

34.天井川<てんじょうがわ>

土砂が河床に徐々に堆積する一方で、洪水氾濫を防止するために人工的に堤防を高めることにより河床高が堤内地盤高より高い状態になった川のことをいいます。

35.堰<せき>

かんがい・上水道・水力発電などの用水の取り入れや、舟運の水深確保などのために、河川を横断して設置し、水をせき上げる工作物のことをいいます。

36.背水区間・背水堤<はいすいくかん・はいすいてい>

主に本川と支川との関係で、洪水時、本川の水位が高いと支川の水が流れづらい状態となり、支川の水位が上昇します。この現象を背水といい、その影響を受ける区間を背水区間といいます。このような区間は洪水時に本川の洪水が支川に逆流してしまう時があるので、支川の堤防を本川の堤防並みの十分に安全な構造とする場合、この支川の堤防のことを背水堤といいます。