記者発表

足羽川ダム建設事業地周辺でクマタカのヒナが誕生しました

足羽川ダム建設事業環境影響評価書において、環境保全措置の対象に選定されたクマタカのモニタリングをしていたところ、工事継続中においても、新たにヒナの誕生が確認されましたので、お知らせします。

1.確認に至った経緯
3月6日から7日にかけて産卵が行われたことを映像で確認。
4月23日にヒナを映像で確認。4月22日に孵化したと推定される。

2.これまでの対応
「足羽川ダム環境モニタリング委員会」の専門家より指導及び助言をいただき、工事において以下の環境保全措置を実施している。
・繁殖状況を踏まえ、施工予定の変更や工事期間を調整。
・騒音レベルを低減するため、工事関係車両が停車中はアイドリングストップを実施。
・建設機械の稼働に伴う騒音・振動の発生を低減するため、低騒音・低振動型建設機械を採用。
・作業員や工事車両が営巣地付近に不必要に立ち入らないよう制限し、車両の材質や服装の色に配慮。

3.今後の対応
・引き続き、「足羽川ダム環境モニタリング委員会」にて専門家の指導及び助言を得ながら生育状況の監視を行う。
・工事の実施による負荷を最小限にとどめるための措置を実施する。

4.足羽川ダム建設事業に係る環境影響評価について

足羽川ダム建設事業は、環境影響評価法に基づき、当該事業による環境への影響を予測・評価し、環境保全措置等を検討して、平成25年2月に環境影響評価書の公告・縦覧を行いました。
環境影響評価書を受けて、工事前・工事中・供用後に実施する環境調査や環境保全 措置等の内容について、専門家の意見を伺うことを目的として、「足羽川ダム環境モニ タリング委員会」を平成26年3月に設立しました。

配布場所

福井県政記者クラブ

問合せ先

国土交通省 近畿地方整備局 足羽川ダム工事事務所
副 所 長 神後 雅文
電話 : 0776-27-0642(代表)