平成16年5月出水報告 瀬田川(5月15日〜5月24日)
5月15日から降り続いた雨で琵琶湖の水位は制限水位の30cmを超え、対策部長が必要と判断したため、琵琶湖河川事務所災害対策部は15日7時00分、第二警戒体制を発令しました。本来ならこの時点で瀬田川洗堰を全開放流とするのですが、関ノ津水位観測所付近であった自動車の事故のため、7時20分から8時20分にかけて放流量を200トンから100トンに減らし、その後10時00分から15時30分にかけて全開放流としました。関ノ津水位観測所は警戒水位を超過すると予想されたため、琵琶湖河川事務所災害対策部は11時30分に瀬田川洪水警報第1号(待機・準備)、12時30分に瀬田川洪水警報第2号(出動)を発令しました。関ノ津水位は16時00分に2.09mと警戒水位を突破し、18日2時00分から4時00分には最高水位となる2.14mに達しました。このときの降り始めからの雨量は琵琶湖流域(5月15日〜5月17日)で91.9mmに達しました。
その後、関ノ津水位は20日6時00分に警戒水位を下回りましたが、19日から再び降り始めた雨のため7時00分から9時00分には警戒水位を上回りました。10時00分には警戒水位を下回りましたが、降雨のため22時00分には再度警戒水位を上回りました。21日13時00分に雨は降り止みこのとき降り始めからの雨量は琵琶湖流域(5月19日〜5月21日)で51.2mmに達していました。関ノ津水位は21日20時00分に警戒水位を下回りました。23日7時30分、関ノ津水位は警戒水位を10cm程度下回り、まとまった雨も降らないとの予報を受け、琵琶湖河川事務所災害対策部は瀬田川水防警報第3号(解除)を発令しました。
琵琶湖水位はその後下降し、瀬田川洗堰が24日全開放流から120トン放流に変更したため、琵琶湖河川事務所災害対策部は24日15時15分、第二警戒体制を解除しました。
*上のグラフ及び以下の小さな写真は、クリックで拡大版をご覧になれます。(閉じるときalt+c)
![]() 下流からみた瀬田川洗堰5月19日18時撮影(琵琶湖水位:B.S.L.+27cm) |
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![]() 下流右岸からみた瀬田川洗堰(1)5月19日18時撮影 |
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![]() 鹿跳橋上流【平時】 |
![]() 鹿跳橋5月20日17時撮影 |
![]() 鹿跳橋【平時】 平成15年4月16日 |
![]() 鹿跳橋下流5月20日17時撮影 |
![]() 鹿跳橋下流【平時】平成16年4月5日撮影 |
* 雨量・水位は速報値であり、検定されたデータではありません。
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