浸水想定区域図

琵琶湖浸水想定区域図

明治29年9月洪水

■ 明治29年9月洪水の概要
明治29年(1896年)9月に琵琶湖流域で発生した洪水は、記録によると、琵琶湖周辺にあるほとんどの市町村が浸水による被害を被り、その期間は237日の長期にわたったとされています。
この大水害は、9月3日から12日の10日間に、滋賀県の年間雨量約1,900mmの半分以上に匹敵する1,008mmもの雨が降り、特に7日は1日で597mmという大豪雨が発生したことによるものです。そのため、琵琶湖の水位がB.S.L.+3.76mまで急上昇し、周辺地域に大洪水をもたらしました。

  [右写真:当時の水位を表す洪水石碑(大津市内)]

  琵琶湖における過去の洪水実績は、以下のページ。
  http://www.biwakokasen.go.jp/biwako/rekishi/index.html

洪水石碑
■ 近年の洪水の傾向
近年、琵琶湖の近接地域で発生した洪水においては、既往最大の降雨を上回る観測史上最大の降雨が観測されています。


平成16年台風23号円山川流域 年最大日雨量(豊岡雨量観測所)
年最大日雨量(豊岡雨量観測所)
国土交通省 昭和36年から平成16年(44年間)観測資料


平成16年福井豪雨 年最大時間雨量(美山雨量観測所)
年最大時間雨量(美山雨量観測所)
国土交通省 昭和36年から平成16年(44年間)観測資料


平成12年 東海豪雨 年最大日雨量(名古屋気象台)
年最大日雨量(名古屋気象台)


平成16年新潟豪雨 年最大日雨量(栃尾雨量観測所)

年最大日雨量(栃尾雨量観測所)


■ 琵琶湖における既往最大降雨と計画降雨

琵琶湖流域においても、計画規模以上の降雨、さらには既往最大を超える降雨がいつ起きるかはわからないことを、再認識しておく必要があります。
琵琶湖流域平均5日雨量
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