国道158号 大野市上半原(福井県管理)の斜面崩壊に対する国土交通省の支援状況について【第4報】
道路
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3月19日に発生した福井県管理の国道158号大野市上半原における大規模な斜面崩落<参考①>に対しては、7月18日に仮設道路(迂回路)に切り替えを行い通行止めが解除されたところですが、引き続き、国土交通省より、以下の支援を実施しております。
<国土交通省の主な支援状況> ※下線部は【第3報】からの更新箇所
○ 被災状況の把握や今後の対応にかかる福井県との迅速な連絡調整を図るため、福井県奥越土木事務所にリエゾン(職員)のべ2名を派遣(3月21日で撤収)
○ 被災状況の把握や二次災害の発生を防ぐため、Ku-SAT(衛星通信機器)を使用し、衛星通信回線を活用した監視体制を国、福井県、大野市で構築これにより、遠隔での常時監視や福井県が実施するドローン調査についてリアルタイムに確認可能(5月27日で撤収し、その後は県システムに移行)
○ 3月21日に福井県が実施した専門家による現場視察には、リアルタイムの被災状況把握、関係機関の連絡調整等が円滑に行えるよう、複数キャリア対応(docomo,au,softbank)の映像配信システムを活用したライブ中継を通じて、国土技術政策総合研究所や土木研究所等も参画し、技術的支援を開始
○ 3月28日に福井県が設置した対策検討会に国土交通省職員も参画し、斜面崩落メカニズム、応急対策の方針等について、技術的助言を実施
○ 7月18日に供用した仮設道路(迂回路)には、中部縦貫道の事業用地や、盛土材(約1.7 万m3)の提供を実施
○ 7月29日に開催した第2回対策検討会<参考②>において、地質調査結果、復旧工法、モニタリング方法等について、技術的助言を実施なお、今後の降雨等の影響を考慮し、早期の応急的な措置が必要な崩壊斜面の土砂撤去については、安全確保の観点から、無人化施工<参考③>導入について、貸与も含めた技術支援を実施予定
引き続き、福井県の意向を踏まえ、被災箇所の早期復旧に向け、災害対策用機械の提供や技術的支援を展開してまいります。
問合せ先
国土交通省 近畿地方整備局 道路部 地域道路課
地域道路調整官 東岡 正樹 (ひがしおか まさき)
課長 藤田 和志 (ふじた かずゆき)
電話 06-6942—1141(代表)