九頭竜川流域誌


3.6 内水面漁業

 九頭竜川流域には、竹田川漁協、勝山市漁協、大野市漁協、九頭竜川中部漁協、足羽川漁協、日野川漁協、奥越漁協の7団体の内水面漁業協同組合がある。これらの漁協は、主としてアユやサケ・マス類、コイ・フナ類などを対象とした漁業を営んでいる。
 平成7年1月〜12月末までの九頭竜川およびその他河川での魚種別漁獲量は、福井県統計書によると表1.3.12のとおりである。アユの漁獲量が約84%を占めている。


表1.3.12 内水面漁業の魚種別漁獲数量 (単位:t)(※福井県統計年鑑による)
河川別/魚種別 さけ にじます いわな
やまめ
その他の
さけ・ます類
あゆ こい ふな うぐい その他
九頭竜川 5 3 6 10 253 8 7 4 3
その他河川 - - 1 1 27 2 1 1 3
5 3 7 11 280 10 8 5 6

 図1.3.16 内水面漁業の漁獲数量の推移年度別漁獲量推移をみると、昭和55年〜平成2年頃の間は約600tonであったが、平成5年頃から減少し、平成7年には約300tとなっている。これは、アユの生育不良に起因している。そこで、アユ種苗の琵琶湖産依存から、福井県内水面総合センターでアユ種苗を生産供給し、県内産による資源量増加のための施策が、平成9年度より進められている。


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