第6回懇談会
日時 : 平成 9年11月10日
場所 : ホテルキャッスルプラザ
利用について
地域を考える場合、これまでは住民本位であった。
しかしながらこれからは、外部からの訪問者も、その地域を支えている人口であると認識しなければならない。
しかしながらこれからは、外部からの訪問者も、その地域を支えている人口であると認識しなければならない。
人口が減少傾向にある日本を支える重要な産業の一つとして観光が注目される。それにともなって、それを支える人材育成とか学術研究、ツーリズムスタディーというようなものが今注目されている。東播海岸もこの種の人の交流を想定した上で、何らかの利用方法を考えていかなければならない。
新しいハード(施設)をつくると同時に、広く普及する利用方法を提案できれば従来と違った魅力ある空間が創造できると考える。
【生態系から見た海岸の利用について】
- 海水浴に利用する場合は砂浜の方がよい。しかしながら、稚魚育成ということであれば、砂浜は不適当ではないか。
- 変化に富んだ海底は生物環境的に良好であり、期待できる。いわゆる、そこに着生する貝や底生生物がいい関係をつくってくれるのではないか。
【管理面から見た海岸の利用について】
- 海生生物の住みやすい環境は、利用者にとって危険な場所となる。このような場所を利用してもらう場合、危険な場所であることを十分理解してもらい、自分の身は自分で守るような練習や教育が必要である。
【周りの環境と知名度から見た海岸の利用について】
- 海岸線だけでなく、海岸背後の自然も取り込んだ一連の環境づくりが望まれる。
- 東播海岸には歴史と明石海峡大橋がある。この2つをうまく活用すべきである。