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 平成14年5月20日(月)、京都御苑閑院宮邸跡長屋門等保存修理工事の現場において、日本の伝統的な技法である壁土塗りを静岡藤枝市立藤枝中学校の生徒のみなさまに体験してもらいました。

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壁土のふるいの体験

開催日時

平成14年5月20日(月)
午前9:00〜10:30
参 加 者 静岡県藤枝私立藤枝中学校
生徒12名/先生1名
対 応 者 【安井杢工務店】阿保課長代理
【京都営繕事務所】保田所長/田中室長/山田工務課長/三重野技官/山本技官
目  的 歴史的価値のある建物を通じて日本の伝統技法を伝える人と共に同じ作業を体験することにより、古き良き建物と古来よりの技術に興味関心を持って身近に感じてもらう。

 体験学習は事務所長の挨拶からはじまり、三重野技官より長屋門等保存修理工事が極力現状を改変せず建築当時の状態に戻す事を目的としている事、日本古来よりの継手、壁塗の伝統的技法を用い補修している事、山本技官よりは土壁の歴史についての説明が行われた。
 実際の体験については最初に職人の方が実演し、そのあと 自分達自身で同じ作業を全員で協力して行った。まず中学生達は壁土の材料である砂をふるい、ふねに移し、藁すさを入れ、練り混ぜた。男女問わず同じ作業を行ったが、どういう訳か女子達のふねの方が良い壁土となった。
 その後、長屋門内で壁土塗りの作業を行ったが、初めは力加減の微妙さに少し戸惑いながらも、職人の方に教わるうちに上達し、皆楽しげに体験を終え、古き良きものへの関心と興味を十分に持ってもらえた様に思われた。

【筆者:国土交通省 近畿地方整備局 京都営繕事務所 工務課 山本 卓也】
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壁土の練混ぜを体験 壁土塗りを体験

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