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壁土のふるいの体験 |
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体験学習は事務所長の挨拶からはじまり、三重野技官より長屋門等保存修理工事が極力現状を改変せず建築当時の状態に戻す事を目的としている事、日本古来よりの継手、壁塗の伝統的技法を用い補修している事、山本技官よりは土壁の歴史についての説明が行われた。 実際の体験については最初に職人の方が実演し、そのあと 自分達自身で同じ作業を全員で協力して行った。まず中学生達は壁土の材料である砂をふるい、ふねに移し、藁すさを入れ、練り混ぜた。男女問わず同じ作業を行ったが、どういう訳か女子達のふねの方が良い壁土となった。 その後、長屋門内で壁土塗りの作業を行ったが、初めは力加減の微妙さに少し戸惑いながらも、職人の方に教わるうちに上達し、皆楽しげに体験を終え、古き良きものへの関心と興味を十分に持ってもらえた様に思われた。 【筆者:国土交通省 近畿地方整備局 京都営繕事務所 工務課 山本 卓也】 |
壁土の練混ぜを体験 | 壁土塗りを体験 |
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