銀橋の歴史
概要
パリのセーヌ川を彷彿とする大川に架かる美しい銀色のアーチ橋。時代の風格を感じさせる堂々としたシルエットは、夜ともなればライトアップがとても美しくロマンチックな雰囲気を醸し出しています。
大正時代に都市計画事業の一環として橋梁建設が実施され、昭和5年に完成しました。 戦前では、日本最大のアーチ橋でした。橋の名の由来は大川の東岸にある桜宮神社によるもので、この周辺は江戸時代より桜の名称として有名でした。

昭和5年完成当時の銀橋
設計・デザイン
関西だけでなく、全国各地で作品を残してきた、建築家・武田五一(1872-1938)。 彼は、近代建築だけでなく法隆寺をはじめ宇治の平等院や金閣寺など文化財の復旧に取り組んだ建築家としても知られています。
橋の諸元
橋長:188.850メートル
幅員:23メートル(アーチ部)
形式:中央部3ヒンジアーチ橋
特徴:戦前では日本最大の支間長(104メートル)を誇っていました。

現在の銀橋

