釣りインストラクターのアドバイス

▲オキアミの入れ方にもていねいなアドバイスを受ける

「オキアミは押さえて入れすぎると出にくくなるので、ゆるく入れてください」
釣りインストラクター氏のアドバイスにしたがい、川島くんはエサを付け、竿を投げる。

「この辺りは、水深何メートルほどですか」
「7メートルほどです。ご存知だと思いますが、オキアミを入れた網は上下するようにして撒き餌にしたらいいですよ」
「群れ,今日はどうですか」
「残念ながら小さいですね。周り(に群れが来て他の人が釣れているかどうか)を見ながら,竿を投げるといいですよ」

竿を垂らしながら川島くんがする質問に、釣りインストラクター氏は的確な答えをくれる。そして、よもやま話も・・。

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「インストラクターさんは釣り歴、何年くらいなんですか」
「かれこれ10年です」
「うわあ、大先輩だ。釣りの楽しさって?」
「大物が釣れた時のうれしさ、ですか。私は銀行に勤めていたんですが、休み毎に海釣りに。釣り仲間との情報交換も楽しいですね」
「僕は海釣り初心者ですけど、海辺って居るだけで癒されますよね。今日はほんと、気持ちいいです」

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▲2時間ねばってみたが・・

さて、川島くんは、投げ釣りを繰り返す・・・が、なかなか釣れない。
10メートルほど向こうには、30センチ大のボラを釣った人がいる。
「イワシしか来ませんわ」
と、イワシ数匹をつり上げた右隣の人は言うが、
そのイワシすら川島くんの竿にはかからない。魚群れは時折やってくるのだが、うまい具合にかからないのだ。

・ ・・・2時間経過。オキアミがなくなったところで、
「う〜ん、今日はあきらめて、来週にでも出直します」
と、川島くん。次は水質調査だ。

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