今回ご紹介した「生きもの育て隊」のアオサ取り活動は、大阪湾を、人にも魚にも美しく親しみやすい、かつての「魚庭(なにわ)の海」に回復させたいという願いを込めて行われているものですが、他にも、同じ目的で、市民が参加する官民連携の多くの活動が行われています。

昭和59年から、環境月間である6月に毎年開催している「大阪湾クリーン作戦」もその一つです。これは、第五管区海上保安本部が港湾・河川管理者、環境団体、漁業協同組合連合会等に呼びかけ、実施しているもので、今年も84機関・団体が参加し、ゴミ等の投棄防止の呼びかけや海岸・河川等での清掃活動が行われました。また、大阪湾クリーン作戦の期間中、「一斉清掃日」と設定された6月第1日曜日(今年6月3日)には、河口や海岸で集中的に清掃活動が実施され、大阪府の大和川河口では約12t、和歌山県加太深山海岸では約4tものゴミが収集されました。

子どもたちも一斉海岸清掃に参加
幼稚園にも啓発活動のキャラバン隊が出前

その他、大阪湾再生推進会議では、大阪湾やその集水域における水質を、幅広く、かつ行政と民間企業、NPO団体等が協働で調査する「大阪湾再生水質一斉調査」に取り組んでおり、4回目となる今年は8月7日を中心に実施する予定です。

今後も市民の方々と協力しながら、大阪湾の再生に役立つ様々な取り組みを進めて参ります。

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