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「かけがえのないこの浜を次世代に残したい」 |
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砂浜が続く、兵庫県西宮市の御前浜(おまえはま) と香櫨園浜(こうろえんはま) は、大阪湾の湾奥部に残る自然海岸が1%に過ぎない中、貴重な存在だ。 |
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マイペース&マイスタイルで 参加メンバーは年々増え、目下約50人。リタイア後の男性が最も多いが、女性もいる。大学生もいる。なぎさカフェでは、年配者が語る「昔の浜辺の思い出」に大学生や若いカップルが耳を傾けたり、年配者が大学生や子どもたちと一緒に浜の遊びに興じたり・・・。地域外から、時々顔を出す人も現れるようになった。
「イベントで浜に来た人が、この浜の良さを分かってくれ、『大切にしたい』との思いを私たちと共有してくれたらうれしい。活動を重ねることで、浜を少しでもきれいにして、次世代に引き継ぐのが私たちの責任だと強く思うようになってきました。私たちにできることは何か。手探りは続きますが、私たちのスタイルとペースで楽しみながら活動を続けていきたいですね」
「海辺の砂浜を最もよく利用するのは近隣の人たちですが、その人たちの所有物ではなく、訪れるすべての人に開かれた空間です。そのため、近隣の人たちを核に、来訪者のだれもが利用者であると共に主体になれるのが、このプロジェクトの特徴でしょう。行政の呼びかけからスタートしましたが、参加する側の活動の自由度が高く、まさに『協働』。今後は、行政が参加者の思いをより一層くみ取った上で、ハード面の整備とメンテナンスに関する継続的な責任部署としての役割を果たし、市民も管理の一翼を担うような形が取れればいい」 取材・高田次郎 文・井上理津子
写真・豊崎寛樹/丸井隆人 |
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