「貝のミュージアムへ行こう」
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海や海辺の環境と切ってもきれない関係の水生生物の一つが、貝である。 そんな折りにぜひ訪れたいのが、西宮浜の「西宮市貝類館」と、香櫨園浜近くの「菊池貝類館」。いずれも貝類を専門とするユニークなミュージアムである。
西宮市貝類館は、日本貝類学の第一人者、黒田徳米博士の学術資料を核として2000種、5000点の貝を展示。館内には重さ200kgを超えるオオシャコガイからゴマ粒ほどの小さな貝まで多彩に展示され、実際に貝を手にとって触れることができるほか、「生きている化石」といわれるオウムガイが水槽の中を悠然と泳ぐ姿も見ることもできる。また、日本の貝をはじめ、世界の貝、貝の起源・進化などを分かりやすく解説したコーナーや、貝に関する多数のビデオや書物が並ぶ学習室もある。 菊池貝類館は、館長の菊池典男氏が世界各地で収集した約8000種の貝類資料を収蔵し、そのうち2000種を常設展示。フィリピン産のオオシャコガイ、世界最大の巻き貝アラフラオオニシからオウムガイ、サザエ、蛤までずらりと並ぶ様は壮観だ。大阪湾で見られる貝を一堂に展示したコーナーもある。ここでも、本物の貝を手にとって触ることができ、貝の表情や重さ、質感などを確認することができる。 双方のミュージアムで、「貝の世界」を見て、ふれて、楽しむ。そして、貝の生息できる環境について考える──。大阪湾フォーラムで、長年にわたって貝に注目してきたパネリストが発言した「大阪湾は生きている。貝は語っている」との言葉を、実感として受け止められること請け合いだ。 西宮市貝類館 菊池貝類館 |
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