河川の仕事

米本 教子
堆積した土砂を撤去し、川の流水量を増やす
紀の川では川幅が狭くなっている3つの場所で大きな浸水被害が発生しています。そのうち最も下流にある岩出狭窄部に堆積した土砂を掘削し、バイパスとなる拡幅水路を設け、令和2年度末までに約1mの水位低下を目指しています。河川の中の土砂の堆積状態は刻々と変化し、大雨や台風による出水で工事発注計画に影響が出ることも多々あります。与えられた予算や施工条件のなかでいかに効率よく事業を完成させるかを第一に考え、業者の方々と意見を出し合って一丸となって取り組んでいます。災害対策や減災対策に携わりたかった私にとってやりがいのある仕事で、地域や企業、仕事仲間などいろいろな人とのつながりを大切に自己成長できるのも魅力です。

紀北地方の治水安全度を向上する

紀の川流域は台風の影響を受けやすく、雨が多く洪水が発生しやすい地域です。紀の川中上流部には、無堤部や狭窄部が点在しており、流下能力が不足しています。無堤部対策や狭窄部対策を行うことにより流域の洪水に対する安全度を高め、安全で安心して暮らせる社会の形成を図ります。
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