とじるRokko Green Belt六甲山系電子植生図鑑

アカマツ−ハナゴケ群落

分類 : 自然林
相観 : 常緑針葉低木林

植物社会学上の位置づけ:アカマツ群団、コナラ−ミズナラオーダー、ブナクラス

どんな群落?調査結果から

種組成と階層構造

図:種組成と階層構造

高さ約2〜5mの常緑針葉樹の疎林で、階層は3層です。
岩場に限って見られる、自然林のアカマツ林です。このような所では、土や栄養分や水分が十分になくても生きていける、耐性の強い樹木だけが生育しています。林を識別するアカマツ,ネズ,ナツハゼ,イソノキなどの樹木や、ヒメハギ,ススキ,トダシバなどの多年草が、その代表です。

他群落との組成の違い

種の多様性

図:種の多様性アカマツ−ハナゴケ群落は露岩部に局所的に分布し、10m×10mの単位面積がとれない林分が大半でした。そのため、他群落との種多様性の比較は省略します。

各群落の種多様性の比較