笠波峠除雪拡幅の整備効果

笠波峠除雪拡幅事業について

1.冬期の円滑な交通確保

笠波峠では、冬期において事故や登坂できなくなった車両により、数時間~半日程度、通行停滞が発生することがあります。
本事業により、冬期の円滑な交通確保が可能です。
雪で動けなくなった車両発生による片側交通規制により、渋滞が発生。さらに、渋滞により停止した大型車が再発進できない事態も生じた。

2.線形不良の解消・事故減少

 事業区間内には、急カーブや急勾配などの線形不良箇所がありますが、本事業により、これらの線形不良箇所が解消されます。開通済み区間では開通前後で事故発生件数が減少しており、事業中区間の開通により、当該区間の事故減少が期待され、安全で円滑な交通の確保が可能になります。

3.事故・災害時の交通確保

国道9号は兵庫県北部を横断する唯一の幹線道路です。たとえば、笠波峠で事故や災害が発生した場合には国道482号への迂回が必要となり、日常生活に支障をきたすとともに、周辺観光地入込客数にも多大な影響を及ぼします。本事業により、事故や災害による迂回を回避し、観光入込客数への影響を軽減することが期待されます。

4.歩行空間の快適性向上

歩道の幅が広がり、歩行空間も安全で快適な道路になります。

5.沿線の環境改善

車がはねた水が直接家にかからないよう、防護用の塀を設けている家。
現在は車道が狭く、車両の通行によって、融雪で路面にたまった水が家にかかる被害や、騒音が発生するなどの問題が起きています。