天ケ瀬ダム 再開発事業
天ケ瀬ダム再開発事業 Q&A事業の目的について計画内容について環境保全の考え方についてダムの安全性について

環境保全の考え方について

1. どのような環境調査を行っているのか。
A
天ケ瀬ダム再開発事業による貯水池内環境、下流河川環境、周辺環境への影響について調査検討を進めています。
貯水池内環境は、これまでに生物、水理水質、土砂環境の現状および再開発後の運用に関する貯水池挙動や水際生物への影響について調査検討を行いました。今後は、再開発後の運用による貯水池の底質への影響および工事期間中の水質、生物への影響について調査検討を行います。
下流環境調査は、これまでに現状の生物及び河床材料について調査しました。今後は、再開発後の運用による下流河川の底質、生物への影響および工事期間中の水質、生物への影響について調査検討を行います。
周辺環境については、天ケ瀬ダムの低周波音について調査しています。今後は、ゲート操作による低減効果を現地調査により測定し、低減効果のある操作方法を検討します。
またトンネル式放流設備を優先的に活用する等の放流量の配分を工夫することで低周波音の低減効果の可能性があるため、今後の実運用に向け検討を進めていきます。
なお、調査検討にあたっては、学識者にご意見を伺いながら進めています。
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2. 放流量を増やすと、下流環境に影響が出るのではないか。
A
天ケ瀬ダム再開発後は、最大放流量が増大することにより、ダム直下付近での流速の増大、また下流河川における水位上昇が見込まれます。これらは大規模な出水時及び後期放流時の限られた期間での変化であり、年間を通じた流況にはこれまでと大きな変化は生じないものと考えています。
琵琶湖後期放流による下流河川の流速及び水位の変化によって生じる環境影響については、下流宇治川の河川整備に併せて学識者のご意見を伺いながら検討を進めることとしています。
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3. 景観を変化させるのではないのか。
A
学識者や地元に意見を聞きながら、景観に配慮した設計を行い、河川景観や河川周辺の景観との調和を図ります。
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