赤潮(淡水赤潮)が発生する理由

淡水赤潮湖水が赤褐色に変色する「淡水赤潮」は、ウログレナ・アメリカーナという植物プランクトンの大量発生・集積が原因です。発生する時期としては、湖水の表層の水温が温められて10〜14℃になり、上層と下層の水が混じり合わない <水温躍層>ができ始める4月下旬から5月ごろ。びわ湖では、初めて発生が確認された昭和52年以来、毎年のように淡水赤潮の発生がみられます。

アオコの正体は何?

アオコ「アオコ」とは、大発生した藍藻類が湖水を緑色に染める状態のことをいいます。原因となる主な植物プランクトンは、アナベナやミクロキスティス。特に、ミクロキスティスは、細胞内にたくさんのガス胞を持っているので浮力があり、大量に発生するとまるで水面に青い粉をまいたか、ペンキを流したようになるのが特徴的です。

水が臭くなるのはなぜ?

水道水がカビ臭かったりするのは、富栄養化現象で異常繁殖した植物性プランクトンが原因です。水に嫌なにおいをつける植物性プランクトンの主な種類としては、フォルミディウム、アナベナ、オシラトリアなどがあります。

これまでの調査では、それぞれ1Lあたりの細胞数が、フォルミディウムで109〜1010、アナベナが108〜109、オシラトリアで107〜108になるとにおい始めることがわかっています。

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