世界の注目を集める、琵琶湖・淀川のなかまたち。

高島市針江 生水の郷に愛らしく咲く梅花藻

 琵琶湖は、日本最大の湖であるとともに、400万年もの歴史をもち、世界で3番目に古い湖と考えられています。この永い歳月の間に、琵琶湖は独自の生態系を育み、世界中でも、ここでしか見ることのできない固有種は、魚類を中心に58種類にのぼります。
100を超える国々で環境保全活動に取り組む、世界最大の民間自然保護団体WWFでは、この琵琶湖の貴重な自然と、湖と人の共存から生まれた豊かな文化に注目。1996年には、世界各国の中でも、とくに優先的に保全すべき200の自然、“グローバル200”として琵琶湖・淀川水系を選びました。
そして、2002年からは、琵琶湖に生息する魚をはじめ、周辺の内湖や川、水田のような水環境と、地域の文化をも含めた流域全体の保全活動を本格的にスタート。さらに、2004年には、株式会社ブリヂストンと共同で「WWF・ブリヂストンびわ湖生命(いのち)の水プロジェクト」を立ち上げ、市民や企業、行政、教育機関、研究者、NGOなど、湖にかかわるさまざまな人たちとともに、保全活動に取り組んでいます。
身近な自然が、世界の注目に値する豊かなものであることに誇りをもち、私たちもまた琵琶湖・淀川のなかまの一員であることを理解することは、環境保全への大切な一歩といえるでしょう。

WWFとは・・・

WWF

WWFは、100を超える国々で活動する世界最大の自然保護団体です。
1961年にスイスで設立され、現在は絶滅のおそれのある野生生物の保護から、温暖化防止など地球全体の自然環境の保全まで幅広く取り組んでいます。
寄付、入会については、WWFジャパン会員係(03-3769-1241)までお気軽にお問い合わせください。
http://www.wwf.or.jp (c)1986 WWF ?WWF Registered Trademark


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