第27回 全国豊かな海づくり大会びわ湖大会

第27回 全国豊かな海づくり大会びわ湖大会

びわ湖大会の目指すもの

400万年の歴史を持つ古代湖・琵琶湖は、多様な固有種が生息するなど、周辺に住む人々に多くの恵みを与えてきました。しかし、琵琶湖は今、外来魚やカワウの増加、水草の大量繁茂などの様々な問題に直面しています。

びわ湖大会では、漁業振興はもちろんのこと、こうした琵琶湖の厳しい現状を訴えるとともに、大会を契機に多様な在来生物が生息する豊かで美しい琵琶湖を取り戻すための取組を一層推進します。

ふれあい交流行事

平成19年11月10日(土)→11日(日)

会場: 大津市/大津港周辺・なぎさ公園おまつり広場
時間: 9:30〜16:30
 
●びわ湖を知ろう
漁業・環境ミュージアム
●県民ステージ
県民参加ステージ(10・11日)/それいけ!アンパンマン ショー「大パニック!? おだんごパーティー」(10日10:30)
●豊かな湖づくり広場
びわ湖の幸/環境こだわり農産物/近江牛(試食販売など)
●遊びの広場
ヨシの広場/魚とのふれあい
●しが発見広場
県内市町のブース/研究機関・大学等のブース
  参加無料
[お問い合わせ先]
第27回 全国豊かな海づくり大会滋賀県実行委員会

(独)水資源機構は琵琶湖の沈水植物調査を行っています

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(独)水資源機構琵琶湖開発総合管理所では、管理に移行した平成4年度(1992年)から、水位変動による水辺環境への影響把握とその保全に関する基礎的資料の充実を目的として、「琵琶湖環境調査」を実施しています。

「琵琶湖環境調査」では、安曇川・早崎・赤野井の代表地点で、沈水植物・底生動物(シジミなどの貝類、カゲロウなどの水生昆虫、エビなどの甲殻類)ヨシなどの定期調査を毎年8月末に実施しています。また、渇水のような突発的な環境変化による諸現象を把握できるよう、水位低下による生物への影響などの琵琶湖全体を捉えた生物基礎情報の調査として、沈水植物・底生動物の全域・季節変化調査、湖辺植物、魚類について毎年1項目ずつ6年周期で調査を実施しています。今回は、「沈水植物調査」について紹介します。

琵琶湖全域を対象に実施した沈水植物調査は、平成9年(1997年)と平成14年(2002年)の夏季に行い、沈水植物についての分布等の調査を行いました。この5年間で、北湖は、沈水植物の顕著な増加は見られませんでしたが、南湖では、全域で沈水植物が著しく増加していました。

南湖で沈水植物が増加している原因として、平成6年大渇水における琵琶湖水位の低下による環境の変化、また、透明度の上昇により光が深部まで到達し、深いところまで生育できるようになったことが一因ではないかといわれています。

南湖の沈水植物の分布状況

沈水植物の増加は、透明度が上がり水質が良くなる反面、舟運障害や流れ藻の漂着による悪臭が大きな問題となっています。

これまでの各機関による調査では、現在琵琶湖で生育している沈水植物は36種と考えられており、本調査ではこのうち33種が確認されました。この中には、サンネンモ、ネジレモの琵琶湖固有種とコカナダモ、オオカナダモ、ハゴロモモの外来種が含まれています。また、最も多くの分布が確認されたのは在来種のクロモ・センニンモでした。

今年度(2007年)は、3回目の沈水植物の全域調査を実施しており、潜水目視調査により、沈水植物の種類や分布範囲などの記録をとります。また、本調査結果は滋賀県の調査結果とあわせて、総合的に整理・検討を行い、琵琶湖の水環境の実態を把握するとともに、将来の水環境の変化に適切に対応していくための基礎資料として活用されます。

オオカナダモ(外来種)
オオカナダモ(外来種)
ネジレモ(固有種)
ネジレモ(固有種)

たくさんのお便りをありがとうございました。

すぐ家の前に大渕池があり、アシ(ヨシ)が自生しています。6〜7月にかけて「ギョギョ」と鳴くオオヨシキリの声を聞くと、今年も来てくれたのだと、うれしくなります。ビワズ通信のトップがこの鳥だったので、つい読みこんでしまいました。(レイアウトがいいですね。)ビワ湖を守るために、森づくりに取り組んでいる話は、今夏、気仙沼のカキ養殖をされている方の話を聞き、森と水の関係性を再認識したところで、同じ取り組みに感動しました。

(奈良県 K)

東京から四年前に主人が定年となり当地に転宅し今日に至りましたが、「ビワズ通信」を初めて読みました。琵琶湖に関する情報が満載され、楽しく読ませて戴きました。次回の発行を楽しみにしております。

(京都府 I)

琵琶湖周辺の自然への取り組みが良くわかりました。滋賀県出身なので琵琶湖には多大な思い入れが…。滋賀県の子供たちがみな琵琶湖に深い思い入れをもってくれることを願います。美しい琵琶湖を残していきたいという意識を持って欲しいです。とりあげてほしいテーマ=周辺他府県との協力項目なんてあるのでしょうか? ビワズ通信を神戸の海洋博物館で手に入れました。なんか嬉しかったです。

(兵庫県 M)

今号も楽しく読ませていただきました。滋賀県にはびわ湖をはじめ、ヨシやニゴロブナ等の植物や生物がいて、田や森が自然に囲まれていて、すてきな場所があって良いなあと思いました。ビワズ通信のページを増やして下さい。よろしくお願いします。

(大阪府 T)

8月8日(水)びわこの花火を見に行きました。びわこの夜空に大きな、きれいな花火に感動し、何回拍手と歓声をあげた事でしょう。滋賀のシンボル琵琶湖、みんなが自分に出来る事からはじめて美しいびわ湖を守って行きたいです。

(滋賀県 N)

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