琵琶湖及び周辺河川環境に関する専門家グループ制度  第6回姉川・高時川河川環境ワーキンググループ会議

議事のまとめと今後の方針

1.議事次第

議事次第

  1. 開会
  2. 挨拶
  3. 議事
    1. 第5回姉川・高時川河川環境WG 議事のまとめ
    2. 第1〜5回WGの説明資料一覧
    3. 丹生ダムに関する調査検討の全体構成および現時点での成果と課題-特に環境への影響について-
    4. 丹生ダムに伴う琵琶湖への影響について
      ・琵琶湖深層部DOへの影響について
      ・琵琶湖水質への影響について
      ・琵琶湖湖底の泥質化への影響について
    5. 丹生ダムに伴う高時川流砂系への影響について
  4. 閉会

日時:平成17年5月13日(金)18:10〜21:00
場所:ぱるるプラザ京都 6階会議室D

2.出席者

所属・分類 出席者氏名(順不同敬称略)
専門家グループ: 江頭委員、池上委員、熊谷委員、竹門委員、田中委員、鳥塚委員(欠席:賽委員、渡邊委員、前畑委員)
琵琶湖河川事務所: 河村、小山下
水資源機構関西支社丹生ダム建設所: 原、駒田、山本
事務局: 河川環境管理財団

3.使用資料

資料-1 第5回姉川・高時川河川環境WG 議事のまとめと今後の方針(PDF 96KB)
資料-2 第1〜5回姉川・高時川河川環境WG 説明資料一覧(PDF 20KB)
資料-3 丹生ダムに関する調査検討の全体構成および現時点での成果と課題(特に環境への影響について) (PDF 44KB)
資料-4 丹生ダムに伴う琵琶湖への影響について まとめ4-1 (PDF 152KB)
資料-5 丹生ダムに伴う琵琶湖への影響について 3/3
1/3全体版:8.4MB
(PDF 1.1:2.4MB 1.2:1.1MB 1.3:2.4MB 1.4:228KB 1.5:1.8MB 1.6:780KB 1.7:40KB)
2/3全体版:7.4MB
(PDF 2.1:176KB 2.2:3.5MB 2.3:992KB 2.4:2.1MB 2.5:484KB 2.6:332KB 2.7:820KB 2.8:168KB 2.9:392KB 補足資料:972KB)
3/3全体版:2.2MB
(PDF 3.1:368KB   3.2:862KB   3.3:1272KB   3.4:77KB)
資料-6 丹生ダムに伴う高時川流砂系への影響について まとめ (PDF 40KB)
資料-7 丹生ダムに伴う高時川流砂系への影響について
(PDF 7-1:13.3MB 補足:104KB)

4.議事のまとめ

項目 1. 第5回姉川・高時川河川環境WG会議 議事のまとめ
意見のまとめ (特になし)
今後の方針、等 (特になし)
項目 2.第1〜5回WGの説明資料一覧
意見のまとめ (特になし)
今後の方針、等 (特になし)
項目 3. 丹生ダムに関する調査検討の全体構成および現時点での成果と課題
(特に環境への影響について)
意見のまとめ
  • 資料3の表は、このワーキングの検討課題としてダム以外の対策の検討を含むことを追加するべきである。
今後の方針、等 上記の意見、指摘事項を参考に資料の修正を行う。
項目 4.丹生ダムに伴う琵琶湖への影響について
意見のまとめ 【琵琶湖深層部DOへの影響について】
  • 姉川からの雪解け水の潜り込みを示した図(資料5(1/3))は図の見方が分かりにくいので注釈を入れる等、分かりやすくする。
  • 滋賀県・琵琶湖環境科学研究センター(熊谷委員)のシミュレーションでは、冬期の琵琶湖において河川水(高時川のみではない)が琵琶湖の深層水に貢献する割合は30%程度と推定している。
  • 同センター(熊谷委員)の研究では、琵琶湖におけるDOの回復過程は全循環による急激な回復と、その後、水温が低下しながら徐々に回復するといった2段階あると考えられる。資料5(1/3)では前半の回復の議論のみをしており、後半の密度流の話も議論する必要がある。
    → 資料を提供して頂きたい。後半の回復について引き続き検討を行う。
【琵琶湖水質への影響について】
  • 様々なケースの検討結果が書かれているが、結果的にはどのような運用をするのかということが分からない。
  • 検討結果の評価の方法として、良い状況になることを確認するよりも、どうすれば悪い状況が起こるかということを知るという目的で分析することが必要である。例えば「この事態には閾値を超える可能性がある、だからダムは駄目だ」という話ではなく、「その最悪のシナリオに対して、このような手法がある」という説明にする必要がある。
  • 琵琶湖はここ20年間、水温が徐々に高くなっている状況である。また、河川の水温は魚類の産卵を考えると、産卵時期に適した水温がある。特にアユやビワマスを考えると9月の水温が20℃を越えるのは良くない。このような視点からもダムの運用を検討するべきである。
  • 既存ダムにおける経年の水質変化については、栄養塩の負荷量を見るだけではなく、管理開始からの年数と栄養塩の蓄積量との関係も見ることで、長期的にはどのような問題が起きる可能性があるかが分かるのではないかと思われる。
  • 今日の議論はシミュレーションのモデルをベースにしており、様々な前提条件がある。しかし、その前提条件が少し変わると、ここの議論がかなり変わる部分が多く存在する。従って、今すべて断定的に言えるほど、モデルのパラメータ精度は高くないと思うので、結論をもう少し謙虚に表現するべきである。
今後の方針、等 上記の意見、指摘事項を参考に資料の修正を行う。

項目 5.その他
意見のまとめ (特になし)
今後の方針、等
  • 本日の資料修正部分と説明の不足分の議題を次回のWGで検討する。
  • 次回のWGは5月中に開催の予定。

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