琵琶湖及び周辺河川環境に関する専門家グループ制度  第7回姉川・高時川河川環境ワーキンググループ会議

議事のまとめと今後の方針

1.議事次第

議事次第

  1. 開会
  2. 挨拶
  3. 議事
    1. 第6回姉川・高時川河川環境WG 議事のまとめ
    2. 丹生ダムに伴う姉川・高時川および琵琶湖への影響について
      ・ 姉川・高時川および琵琶湖水質への影響について
      ・ 高時川流砂系への影響について
      ・ 琵琶湖湖底の泥質化への影響について
      ・ 琵琶湖深層部DOへの影響について
  4. 閉会

日時:平成17年5月30日(月)15:00〜18:00
場所: 京都リサーチパーク   ルーム1(西地区4号館2階)

2.出席者

所属・分類 出席者氏名(順不同敬称略)
専門家グループ: 江頭委員、池上委員、賽委員、田中委員、鳥塚委員(欠席:熊谷委員、竹門委員、渡邊委員、前畑委員)
琵琶湖河川事務所: 河村、小山下、佐久間
水資源機構関西支社丹生ダム建設所: 原、駒田、山本
事務局: 持田、早瀬、習田、瀬戸口

3.使用資料

資料-1 第6回姉川・高時川河川環境WG 議事のまとめと今後の方針(PDF 36KB)
資料-2 丹生ダムに伴う姉川・高時川および琵琶湖への影響について まとめ(PDF 558KB)
資料-3 丹生ダムに伴う姉川・高時川および琵琶湖への影響について 4-1 (PDF 9.9MB)
資料-4 丹生ダムに伴う姉川・高時川および琵琶湖への影響について 4-2
(PDF 全体版:10.4MB 1.1:1.1MB 1.2:4.3MB 1.3:4.7MB)
資料-5 丹生ダムに伴う姉川・高時川および琵琶湖への影響について 4-3
(PDF :3.24MB 補足1:3.4MB 補足2:4.1MB 補足3:104KB)
資料-6 丹生ダムに伴う姉川・高時川および琵琶湖への影響について 4-4 (PDF 3.1KB)

4.議事のまとめ

項目 1.第6回姉川・高時川河川環境WG 議事のまとめ
意見のまとめ (特になし)
今後の方針、等 (特になし)
項目 2.丹生ダムに伴う姉川・高時川および琵琶湖への影響について
意見のまとめ 【姉川・高時川および琵琶湖水質への影響について】
  • 検討結果の評価には、まだ設計条件が定まっていない部分や条件の設定に不十分なところがあり、結果データの不確実性がかなりあると考えられる。今あるデータを用いた検討によりある事象が起こらないとの評価ではなく、引き続き検討を続けて頂きたい。また、不確実性があることを課題として明記しておくべきである。
  • 環境放流を6/16から8/15までの期間で行うと記述があるが、アユの場合、8/5過ぎになると産卵の準備に入るため、フラッシュ放流(環境放流)により大量に遡上すると考えられる。従って、8/16以降に放流をやめるとアユへの影響が懸念されるため、極端な流量の減少はさけるべきである。
  • 環境放流を行う際は、生態系にインパクトを与えないよう配慮を行う。
【高時川流砂系への影響について】
  • 『河床変動傾向』のダムあり・なしの違いについて。大規模出水時に一部区間において、ダムありの方が河床の上昇が大きくなる現象が見られる。この現象について説明できるようにする。
  • 姉川高時川から琵琶湖への土砂供給は浜欠けに関連すると考えられるが、そのデータはないのか。
    →琵琶湖の湖流の影響や土砂の流出量など、いまだに不明な点が多く、更に研究を進める必要があると認識している。将来的には課題として対応する。
  • ダム堆砂をダム下流部で置砂する手法については、堆砂の質としてリンや上流からの有機物、湖内で生産される有機物、などが含まれ、黒部で起こったような問題が起こる可能性がある。物理的な土砂のバランスだけではなく、質的なことや下流に運ばれるタイミングについて調査をする必要がある。特に海ではなく湖へ放流されるため慎重に検討する必要がある。
【琵琶湖湖底の泥質化への影響について】
  • 資料の内容について琵琶湖全体のことを記述しているが、姉川河口周辺について着目しないと、説得力がない。
    →引き続き解明すべき点として加筆する。
  • 『琵琶湖全体の底泥の年間堆積量の概算』については、単純に琵琶湖の湖面積をかけた表現はやめて、調査ポイントの堆積厚をそのまま扱って評価を行うべきである。
【琵琶湖湖底の泥質化への影響について】
(特になし)
今後の方針、等 上記の意見・指摘事項を元に資料の修正を行った後、データと共に各委員へ資料を郵送し、6月15日までに再度意見を頂く。最終版は6月20日をめどに事務局でまとめる。

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