河川の取り組み
River Project
第1回由良川水系流域委員会資料
6.由良川改修事業の現況
由良川流域

丹波、丹後の伝説の郷を貫流する由良川は、その源を京都、滋賀、福井の府県境、三国ケ岳(標高959m)に発し、京都府下北桑田の山間部を西流しながら、高屋川、上林川等を合わせ、さらに福知山において、土師川を合流し、北に流れを転じ、大江町、舞鶴市、宮津市を左右岸に望みながら日本海に注いでいる。
その流域は、京都府、兵庫県におよび流域面積1,880km2で、京都府面積の約40%をしめている。
この由良川に流域は、綾部、福知山両市周辺の東西20kmが盆地として開けているほかは殆どが山地であり、その比率は、山地89%、平地11%の代表的な山地河川で、さらに福知山より海に向かっては、両岸山が狭まり、一旦洪水ともなれば、山から山が洪水の流路となる原始河川である。また、川床勾配も20km附近まで約1/3,000という緩流河川である。
この由良川流域全般の気象概況としては、裏日本型気候の特色を示し上流、下流の山間地域は、夏期には暑さがそれほど厳しくないが冬期には厳寒となる。また、中流盆地は夏期には酷暑となり、冬期の寒さは強く、いわゆる内陸性気象の特性を示している。また、流域の年間雨量は、流域平均1,500~2,300mm程度であり、福知山地点での年総流出量は約16億2千万m3である。
その流域は、京都府、兵庫県におよび流域面積1,880km2で、京都府面積の約40%をしめている。
この由良川に流域は、綾部、福知山両市周辺の東西20kmが盆地として開けているほかは殆どが山地であり、その比率は、山地89%、平地11%の代表的な山地河川で、さらに福知山より海に向かっては、両岸山が狭まり、一旦洪水ともなれば、山から山が洪水の流路となる原始河川である。また、川床勾配も20km附近まで約1/3,000という緩流河川である。
この由良川流域全般の気象概況としては、裏日本型気候の特色を示し上流、下流の山間地域は、夏期には暑さがそれほど厳しくないが冬期には厳寒となる。また、中流盆地は夏期には酷暑となり、冬期の寒さは強く、いわゆる内陸性気象の特性を示している。また、流域の年間雨量は、流域平均1,500~2,300mm程度であり、福知山地点での年総流出量は約16億2千万m3である。
●由良川流域図

河川概要 | 流域内主要都市 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
京都府 福知山市、綾部市、 舞鶴市、宮津市、大江町 |
主要洪水記録
西暦 | 発生年月日 | 要因 | 総雨量 (mm) |
年最高水位 (m) |
年最大流量 (m3/S) |
---|---|---|---|---|---|
1953 | S28.9.25 | 台風13号 | 360.2 | 7.80 | 6,500 |
1959 | S34.9.26 | 伊勢湾台風15号 | 261.1 | 7.10 | 4,384 |
1961 | S36.10.28 | 台風26号 | 231.7 | 5.10 | 2,402 |
1965 | S40.9.17 | 前線 | 252.8 | 5.42 | 2,833 |
1972 | S47.9.16 | 台風20号 | 183.2 | 6.14 | 4,063 |
1982 | S57.8.1 | 台風10号 | 190.1 | 5.45 | 3,636 |
1983 | S58.9.28 | 台風10号 | 246.4 | 5.57 | 3,608 |
1990 | H2.9.20 | 台風19号 | 251.6 | 4.64 | 2,469 |
1995 | H7.5.12 | 低気圧 | 245.5 | 4.23 | 2,242 |
被害状況は、「福知山市50年のあゆみ」「綾部市史」「大江町史」記載の値を集計したものであり、本川・支川の別は不明。なお、1990年、1995年については、「災害の記録(京都府)」の福知山市、綾部市、大江町の値を集計している。
全地点 | : | 福知山地点 | 水位 | : | 水文資料値 | |
雨量 | : | 流域平均総雨量 | 流量 | : | 流量年表値 |