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河川の取り組み

River Project

第1回由良川水系流域委員会資料

6.由良川改修事業の現況

主要洪水:昭和28~36年

由良川は、綾部より上流は急勾配の山地河川ですが、綾部から福知山では勾配が緩くなるため、洪水氾濫が発生しやすく湛水が長期にわたります。また、福知山盆地を過ぎると再び山間部に入り狭谷となる上、勾配が極端に緩くなるため、一度洪水ともなれば水位が上昇し、山すそと山すそとの間が河道となって濁流がうずまき、平野部を水没させ一面が流路となって流下します。

由良川は堤防整備率が約30%と低く、大雨ともなれば毎年のように洪水災害を繰り返しています。近年においては、昭和28年や34年、47年に経験したような大水害は発生していませんが、平成2年、7年には洪水によって内水被害や氾濫・浸水被害が発生しています。 
昭和28年9月:台風13号
台風13号がもたらした豪雨によって福知山市街地を守る由良川左岸が破堤し、福知山市街が一面湖のようになったのをはじめ、綾部市、舞鶴市、大江町でも未曾有の大災害となりました。
  • 濁流が流れる福知山市街(岡ノ下国道筋)

  • 一階が水没した下天津地区の民家

  • 二階がかろうじて見える民家(大川橋上流)

  • 国鉄舞鶴線橋梁が流失し 宙吊り状態の線路(綾部市)

昭和34年9月:伊勢湾台風
台風15号(伊勢湾台風)がもたらした暴風雨によって由良川本支川が氾濫し、大江町が孤立状態になり自衛隊に救援を求めるほどの災害となったほか、舞鶴・福知山・綾部の各市とともに災害救助法が発動されました。  
  • 濁自動車学校前から見た猪崎の状況(福知山市)

  • 一階が半分ほど浸かった北本町(福知山市)

昭和36年10月:前線性豪雨
低気圧の通過に伴って10mm前後の雨が長時間続き、大江町や福知山市で大きな水害となりました。
  • 舟で救助する広小路の様子(福知山市)

  • 旧福知山工事事務所の浸水状況(福知山市北本町)

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