河川の取り組み
River Project
第1回由良川水系流域委員会資料
6.由良川改修事業の現況
治水施設の整備:1987~1996(昭和62~平成8年)

福知山市域では、由良川右岸の猪崎地区の築堤工事を行い、音無瀬橋下流の一部を除いて完成しました。また、平成4年度に下流部の河道拡幅掘削を概成するとともに、中流部では前田地区の河道掘削を実施しています。綾部市域では左岸が安場川を挟んだ上下流の築堤工事、右岸については八田川合流点より下流の築堤工事を実施し、両岸ともに46.6km付近(左岸は大島地区、右岸は栗地区)まで完了しています。
この10年間には、昭和63年3月の由良川水系工事実施基本計画部分改定において「さらに、各河川において、適正な河川環境の保全と利用を図るための工事を行う」が追加になったのに基つき、自然との調和、多様な生物が生息しやすい河岸の創出、魚がのぼりやすい魚道、地域の人々が憩える水辺づくりといった環境に配慮した工事を進めています。これは、さらに21世紀に向けて継続されていくものです。

由良川地域水防災対策計画 |
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![]() 由良川地域水防災対策計画では、当面の目標として概ね30年に一回起こる可能性のある洪水の規模として、福知山地点流量3,500m3/sに対して安全な地域に整備することとしています。 ![]() |