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河川の取り組み

River Project

第2回由良川水系流域委員会資料

1.由良川水系河川整備基本方針、治水計画に関する資料

(1)治水計画に関する資料

3.計画高水流量

由良川の高水処理計画及び計画高水流量は、既設の大野ダムを活用するものとし、現状の河道改修状況と今後の現実的な 改修方策を勘案して決定するものとした。
(1)大野ダム
 大野ダムは、洪水調節と発電を目的とした多目的ダム(京都府管理)であり、下流の福知山地点で900m3/sの洪水調節を行う施設として昭和36年に完成している。
 
(2)河道改修状況と今後の改修
現状の河道の整備状況は以下のとおりである。
  • 現在の河道改修状況は、最も人口と資産が集積する福知山、綾部の市街地部の堤防が概成している。
  • 大野ダムの調節効果により現在堤防を有する区間では、現状又は自然環境を考慮した上で 現況河道内の河積を増大させることで 、新たな引堤を行うことなく既定計画の計画流量の対応が可能である。
  • 福知山より河口までの下流では、流下能力が1,000m3/sec程度の区間が大半を占めている今後、綾部~福知山間の河道通過流量を安全に流下できる河道の整備を進めるものとしており、これは現状の土地利用状況から対応可能である。
(3)計画高水流量の決定
(1)、(2)より基準点福知山地点において、基本高水のピーク流量を大野ダムの調節効果により5,600m3/secとする既定計画は妥当と判断できる。
また、新たに作成した流出計算モデルで大野ダムによる洪水調節計算を行った結果、基準地点および主要地点の計画高水流量は既定計画と同様となることが確認された。
以上より、高水処理計画は既定計画同様、図3-1のとおりとする。

表3-1 由良川計画高水流量図





福知山地点の流量(昭和28年13号台風)

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