河川の取り組み
River Project
第2回由良川水系流域委員会資料
1.由良川水系河川整備基本方針、治水計画に関する資料
(1)治水計画に関する資料
4.河道計画
由良川の河道整備状況は、綾部、福知山の市街地部および土師川の堤防が概成している。しかし、直轄管理区間(56.4km)の約7割が無堤区間であり、早期の河道改修が望まれている。
このような状況の中、由良川の河道計画は、河道周辺の住民の生命と財産を洪水被害から防御するため、流域内の洪水調節施設により洪水調節を行うとともに、堤防の新設、拡築および河道の掘削を行い、護岸・水制等を施行することなどにより、洪水の安全な流下を図る。
なお、河川整備の基本となる計画高水位及び川幅については、以下の状況を踏まえた河道計画のもとに設定するものとした。
由良川の河道整備状況は、綾部、福知山の市街地部および土師川の堤防が概成している。しかし、直轄管理区間(56.4km)の約7割が無堤区間であり、早期の河道改修が望まれている。
このような状況の中、由良川の河道計画は、河道周辺の住民の生命と財産を洪水被害から防御するため、流域内の洪水調節施設により洪水調節を行うとともに、堤防の新設、拡築および河道の掘削を行い、護岸・水制等を施行することなどにより、洪水の安全な流下を図る。
なお、河川整備の基本となる計画高水位及び川幅については、以下の状況を踏まえた河道計画のもとに設定するものとした。
1) | 現在、計画高水流量に対する河道整備がほぼ完了している区間があり、事業と効果の連続性等、上下流の安全性のバランスに留意する。 |
2) | 河道法線は、自然環境の保全の観点から、現河道を重視する。 |
3) | 計画高水流量を安全に流下させるために、沿川の土地利用状況、河川環境、洪水時の流況、現況の河道の維持等を十分勘案し、必要な川幅を確保することを基本とし、将来に渡って期待する流下能力の確保が容易に行え、安定的に確保される低水路を設定する。 |
4) | 計画高水位は、計画高水流量、河道の縦横断形と沿川の地盤高および既往洪水の最高水位に配慮して設定する。 |
5) | 福知山・綾部・堀では、現況河道で計画高水流量の対応が可能である。 |
以上の結果より、主要な地点における計画高水位及び概ねの川幅を表4-1に示す。
表4-1 主要な地点における計画高水位等一覧表
由良川 | 土師川 | ||
---|---|---|---|
地点名 | 綾部 | 福知山 | 堀 |
距離 | 52.0km | 36.6km | 由良川合流点から 1.0km |
計画高水位T.P. | 42.06m | 20.19m | 21.59m |
昭和28台風13号 洪水における 概ねの痕跡水位T.P. |
42.40m | 20.50m | 21.70m |
川幅 | 330m | 480m | 210m |