第２回由良川水系流域委員会資料

河川名：由良川　事務所名：福知山工事事務所

魚介類
《調査年度》H2：夏季、秋季
調査地点等	7地点
確認種数	27種：アユ、ニゴイ、オイカワなど
確認した特定種	該当種なし
調査結果の概要	現地調査で捕獲された魚類は全部で394尾である。最も多く確認された魚種はアユで、74尾と全体の19％を占める。ついでニゴイが52尾（13％）、オイカワが48尾（12％）の順である。生活型別内訳を見ると、純淡水魚が18種、回遊魚が5種、汽水・海水魚が4種である。
《調査年度》H4：夏季、秋季
調査地点等	7地点
確認種数	34種：オイカワ、ニゴイなど
確認した特定種	該当種なし
調査結果の概要	現地調査で捕獲された魚類は689尾である。うち最も多く確認された魚種はオイカワで178尾（25.8％）、ついでニゴイが139尾(20.2％)と、この 2種で捕獲数の約半数を占める。生活型別内訳を見ると、純淡水魚22種、汽水・海水魚8種、回遊魚4種である。
《調査年度》H8：夏季、秋季
調査地点等	7地点
確認種数	60種：オイカワ、ニゴイ、コノシロ、カワムツB型、カマツカなど
確認した特定種	サケ、カマキリ（以上自然）
調査結果の概要	現地調査で捕獲された魚類は1,310尾である。最も多く捕獲された魚種はオイカワで358尾（27％）、ついでニゴイが165尾（13％）、以下コノシロ、カワムツB型の順である。生活型別内訳を見ると、純淡水魚が26種（43％）、回遊魚が15種（25％）、汽水・海水魚が19種である。
底生動物
《調査年度》H4：夏季、秋季、早春
調査地点等	7地点
確認種数	126種：ヤマトシジミ、アカマダラカゲロウ、オオシマトビケラなど
確認した特定種	該当種なし
調査結果の概要	確認された底生動物を分類群別にみると、汽水域および感潮域ではゴカイ、ヤマトシジミ等の汽水性の種が多く、それより上流の区域ではアカマダラカゲロウなどカゲロウ目、オオシマトビケラなどトビケラ目をはじめとする水生昆虫が多く出現している。
《調査年度》H8：夏季、秋季、早春
調査地点等	7地点
確認種数	188種：ヤマトシジミ、アンナンデールヨコエビ、オオシマトビケラなど
確認した特定種	該当種なし
調査結果の概要	確認された底生動物を分類群別にみると、汽水域および感潮域ではマキガイ綱、ニマイガイ綱、ゴカイ綱、ミミズ綱、甲殻綱が多く、それより上流の区域では昆虫綱のカゲロウ目、トンボ目、コウチュウ目、ハエ目、トビケラ目などが多く出現している。
植物
《調査年度》H4：秋季
調査地点等	植物相：7地点、組成：15地点
確認種数	329種：カワラハンノキ、マコモなど
確認した特定種	タコノアシ（VU）、ハマナス（公園）、ミゾコウジュ（VU）、カワヂシャ（NT）
調査結果の概要	由良川の植生は27群落に区分し、植生図の区分は、これに土地利用上の8区分を加えた35区分とした。被度は木本植物8.5％、草本植物12.7％、植林0.4％、その他52.8％である。代表的な植生はオギ、ヨシ、ツルヨシ、ヤナギ類群落等の優占する河辺に普通の植物群落であった。
《調査年度》H9：秋季
調査地点等	植物相：7地点
確認種数	435種：ヤナギタデ、ツルヨシ、ハマナスなど
確認した特定種	ハマナス（公園）、タコノアシ（VU）、オオバノチョウジジダ（自然）
調査結果の概要	調査区域の植生は、32群落および植林地・畑等に区分され、河口部にコウボウムギ群落など、下流部ではツルヨシ群落・オギ群落など、中流部にはカワヤナギ群落などがみられる。植物種としては、ヤナギタデ、ツルヨシなどの他、分布の南限近くに位置するハマナスがみられる。

特定種の凡例	国天：	国指定天然記念物
	県天：	県指定天然記念物
	市天：	市指定天然記念物
	絶滅：	絶滅法指定種
	公園：	自然公園法指定種

	危惧：	レッドデータブック絶滅危惧種
	危急：	レッドデータブック絶滅危急種
	希少：	レッドデータブック絶滅希少種
	地域：	レッドデータブック地域個体群
	自然：	「自然環境保全基礎調査（第1回・第2回）」における「すぐれた自然の調査」対象種等

	ＣＲ：	レッドリスト絶滅危惧・A種
	ＶＵ：	レッドリスト絶滅危惧・種
	ＮＴ：	レッドリスト準絶滅危惧
	Ｌｐ：	レッドリスト絶滅の恐れのある地域個体群
	ＥＮ：	レッドリスト絶滅危惧ＩB種
	ＤＤ：	レッドリスト情報不足

２．その他　参考資料について

５．河川水辺の国勢調査の概要（１）

第２回由良川水系流域委員会資料

２．その他 参考資料について

５．河川水辺の国勢調査の概要（１）

２．その他　参考資料について