河川の取り組み
River Project
第2回由良川水系流域委員会資料
4.由良川水系河川整備計画の策定について
由良川水系河川整備基本方針(抜粋)
●由良川水系河川整備基本方針(抜粋):「決定事項」
1.河川の総合的な保全と利用に関する基本方針 | ||||||||||||||||||||
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≫河川の総合的な保全と利用に関する基本方針 | ||||||||||||||||||||
本水系における河川の総合的な保全と利用に関する基本方針としては、河川整備の現状、砂防・治山工事の実施及び水害発生の状況、河川の利用の現況(水産資源の保護及び漁業を含む。)、流域の文化並びに河川環境の保全を考慮し、また関連地域の社会経済情勢の発展に即応するよう、近畿圏整備計画・環境基本計画等との調整を図り、かつ、土地改良事業等の関連工事及び既存の水利施設等の機能の維持に十分配慮し、水源から河口まで一貫した計画のもとに、段階的な整備を進めるに当たっての目標を明確にして、河川の総合的な保全と利用を図る。{以下省略} 1)災害の発生の防止又は軽減 2)河川水の利用 3)河川環境の整備と保全 4)河川の維持管理 等に関して記載しています。 |
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2.河川整備の基本となるべき事項 | ||||||||||||||||||||
(1)基本高水並びにその河道及び洪水調節施設への配分に関する事項 | ||||||||||||||||||||
基本高水は、昭和28年9月洪水等の既往洪水について検討した結果、そのピーク流量を基準地点福知山において6,500m3/secとし、このうち流域内の洪水調節施設により900m3/secを調節して、河道への配分流量を5,600m3/secとする。 ●基本洪水のピーク流量等一覧表
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(2)主要な地点における計画高水流量に関する事項 | ||||||||||||||||||||
計画高水流量は、綾部において4,100m3/secとし、八田川、犀川、土師川等の合流量を合わせ福知山において5,600m3/secとし、さらに牧川等の合流量を合わせ天津上において5,800m3/secとする。 ●由良川計画高水流量図 |
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(3)主要な地点における計画高水位及び計画横断形に係る川幅に関する事項 | ||||||||||||||||||||
本水系の主要な地点における計画高水位及び計画横断形に係る概ねの川幅は、次表のとおりとする。 ●主要な地点における計画高水位及び川幅一覧表
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(4)主要な地点における流水の正常な機能の維持に必要な流量に関する事項項 | ||||||||||||||||||||
福知山地点から下流における既得水利としては、農業用水として1.00m3/sec、水道用水として0.76m3/secの合計約1.8m3/secの許可水利とこの他に かんがい面積約25haの慣行水利がある。 これに対して福知山地点における過去39年間(昭和28年~平成9年(うち6年間欠測))の平均渇水流量は約9.6m3/sec、平均低水流量は約20.4m3/secである。 流水の正常な機能を維持するため、適正な水利用がなされるよう努める。 |