河川の取り組み
River Project
第2回由良川流域懇談会(平成16年10月28日開催)
第2回由良川流域懇談会議事録(要旨)
1.議事次第
始めに川合座長より懇談会開会の挨拶と、台風23号の出水の特徴について現地写真をもとに説明があり、その後意見交換会が行われました。
2.議事内容
●由良川の大きな特徴として流下能力が小さいということが挙げられる。
●今回の出水ではHWL近くまで水位が上昇した。これは流域平均30mmという降雨が長時間にわたって降り続き、支川からの流入で雪だるま式に流量増加したためと考えられる。
●綾部水位観測所と福知山水位観測所の水位データを比較すると、福知山は短時間で水位が急上昇しているのに対し、綾部では緩やかに上昇。これは大野ダムの洪水調節効果が大きかったと考えている。
●洪水対策として、築堤や河道拡幅工事等のハード面だけでは対応が困難。ソフト面と合わせた総合的な治水対策を考える必要がある。特に今回発生したバス被害からも言えるように、情報の伝え方や避難のあり方を検証する必要がある。懇談会として提言していきたい大きな課題の1つであるといえる。
●このような大きな災害後には、「早急な治水対策」を望む声が大きくなるが、懇談会としては「治水」に偏ることなく「環境」も十分に考慮した意見を提言していきたい。
●今回の出水状況のデータが集まったら、その結果を元にまた次回懇談会を開催し、整備計画との比較等を行いたい。
また、その他にも、
●避難勧告や指示が出ても避難する人は少ない。どうしたら避難するのだろうか?
●0.5m浸水すると避難することは困難になってくる。1m浸水となれば動くことは不可能。避難指示のタイミングが重要である。
●災害ボランティアとして現地に行った。被災された方の大変さを目の当たりにして、洪水というものを初めて実感した。
●綾部大橋は歴史的建造物になり得る構造物らしい。大川橋は架け替えるらしいが、その素質があるように思った。
●他の河川を見学して懇談会にいかせる情報が得られたら良いと思う。
等といった意見が出されました。
最後に、「各自の思いや情報を出し合って情報の基盤づくりを行い、流域懇談会として提言していきたい。」という川合座長の言葉で懇談会は閉めくくられました。
●今回の出水ではHWL近くまで水位が上昇した。これは流域平均30mmという降雨が長時間にわたって降り続き、支川からの流入で雪だるま式に流量増加したためと考えられる。
●綾部水位観測所と福知山水位観測所の水位データを比較すると、福知山は短時間で水位が急上昇しているのに対し、綾部では緩やかに上昇。これは大野ダムの洪水調節効果が大きかったと考えている。
●洪水対策として、築堤や河道拡幅工事等のハード面だけでは対応が困難。ソフト面と合わせた総合的な治水対策を考える必要がある。特に今回発生したバス被害からも言えるように、情報の伝え方や避難のあり方を検証する必要がある。懇談会として提言していきたい大きな課題の1つであるといえる。
●このような大きな災害後には、「早急な治水対策」を望む声が大きくなるが、懇談会としては「治水」に偏ることなく「環境」も十分に考慮した意見を提言していきたい。
●今回の出水状況のデータが集まったら、その結果を元にまた次回懇談会を開催し、整備計画との比較等を行いたい。
また、その他にも、
●避難勧告や指示が出ても避難する人は少ない。どうしたら避難するのだろうか?
●0.5m浸水すると避難することは困難になってくる。1m浸水となれば動くことは不可能。避難指示のタイミングが重要である。
●災害ボランティアとして現地に行った。被災された方の大変さを目の当たりにして、洪水というものを初めて実感した。
●綾部大橋は歴史的建造物になり得る構造物らしい。大川橋は架け替えるらしいが、その素質があるように思った。
●他の河川を見学して懇談会にいかせる情報が得られたら良いと思う。
等といった意見が出されました。
最後に、「各自の思いや情報を出し合って情報の基盤づくりを行い、流域懇談会として提言していきたい。」という川合座長の言葉で懇談会は閉めくくられました。