河川の取り組み
River Project
第3回 逃げ遅れゼロを実現する ~皆さんにとっていただきたい行動~
1.近年の水災害で明らかになった課題
全国における近年の水災害は、これまでの常識が通用しない激しいものとなっており、様ざまな課題が明らかとなってきました。
■避難の遅れと長時間・広範囲の浸水による多数の孤立者の発生

出典:国土交通省
■平成28年台風10号災害時に被災した社会福祉施設

出典:第22回地方公共団体の危機管理に関する懇談会資料
■平成30年7月豪雨の人的被害状況

出典:大規模広域豪雨を踏まえた水災害対策検討小委員会資料
■高齢者が多く被災

出典:大規模広域豪雨を踏まえた水災害対策検討小委員会資料
【平成27年9月関東・東北豪雨災害】
自助・共助の備え、自治体における避難勧告等の発令タイミングや区域の事前の取り決め、防災関係者の情報伝達・情報共有などが十分ではなかったことが明らかとなりました。■避難の遅れと長時間・広範囲の浸水による多数の孤立者の発生

出典:国土交通省
【平成28年台風10号災害】
高齢者などの要配慮者に対して危険性を十分に伝えられていなかったことが明らかとなりました。■平成28年台風10号災害時に被災した社会福祉施設

出典:第22回地方公共団体の危機管理に関する懇談会資料
【平成30年7月豪雨災害】
多くの自治体から避難勧告が発令されましたが、切迫感が伝わらない等により、避難行動を決断できず、人命被害が発生するなど、避難情報が避難行動につながらないといった問題が明らかになりました。また、平成28年台風10号災害と同様、広島県での土砂災害による死者の約半数や岡山県倉敷市真備町での水害による死者の約9割が65歳以上であり、高齢者が多く被災しました。■平成30年7月豪雨の人的被害状況

出典:大規模広域豪雨を踏まえた水災害対策検討小委員会資料
■高齢者が多く被災

出典:大規模広域豪雨を踏まえた水災害対策検討小委員会資料