猪名川分科会の取り組み
猪名川分科会とは、猪名川流域の統合的な水質管理のシステム構築をめざし、流域の河川管理者、自治体及び住民・住民団体などが連携して行動することを目的として平成22年度に設立されました。水環境に関する取り組みを紹介します。
「猪名川の水環境」と「猪名川をフィールドとする活動」に関する情報発信と、活動者、流域自治体、住民の方々の交流促進を目的に、”いながわ体験フェスタ”を実施しています。
猪名川に直接ふれて水環境の状況を知ってもらうことを目的に、小学校、地域活動団体、流域自治体等が参加して猪名川流域約50箇所で水質一斉調査を実施しています。
水環境パネル展
猪名川流域の水質実態(ほとんどのところできれいな水質)、猪名川分科会の地域活動団体の取り組み、流域自治体等の環境保全に関する取り組みについて、多くの人に知ってもらうことを目的に開催しています。
住民の方に猪名川の魚や環境に対する関心を深めてもらうことを目的に、川底を耕しやわらかくするアユの産卵場整備体験会を行っています。
猪名川・藻川における河川周辺の植生環境の改善について、近隣住民の方に理解を深めてもらうことを目的に、ヒメボタル幼虫の採集及び観察を行っています。
水環境に関する各種情報
住民協働による水質学習を目的として水生生物を採取し、猪名川の水質を判定します。
国土交通省の仕事について一般の皆様に知っていただく目的で出前講座を実施しています。水環境に関しては、水生生物調査や水質調査を行っています。
1965年からの数年間で猪名川の水質は急激に低下しましたが、その後、下水道の普及や工場排水の規制などによって回復しつつあります。
上流や中流は環境基準を上回る水質を保っており、下流部でも一部を除き環境基準より良好です。
全国一級河川の水質現況はこちら。