1. 瀞峡

写真提供:(公社) 和歌山県観光連盟
瀞峡(どろきょう)は熊野川の支流、北山川の渓谷で瀞八丁とも呼ばれ、国の特別名勝と天然記念物に指定されています。志古(しこ)〜下瀞〜上瀞を往復するウォータージェット船に乗ると、両岸には亀岩、獅子岩などの奇岩や母子の滝があり、三重県と奈良県とを結ぶつり橋も見えます。(2006.3.31)
・道の駅「おくとろ」より車で約15分

瀞峡にかかる吊り橋


奇岩、絶壁の連続です。

ウォータージェット船
料金 | 志古〜瀞峡(往復) 大人3,500円、小人1,750円(他コースあり) |
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時間 | 9:30から1時間ごと14:30まで 期間限定 8:30(夏〜秋季) 期間限定 15:30(夏季) |
所要時間 | 約1時間55分 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
距離 | 道の駅「瀞峡街道・熊野川」より車で約10分 |
TEL | 0735-44-0331 |
関連リンク | 瀞峡(熊野観光開発) 瀞峡観光ウォータージェット船(新宮市観光協会) |
※2021年1月1により事業休止

耳より情報
帆掛け舟とプロペラ船情報提供:市民の力わかやま

熊野川の難点は多量の砂利が堆積して川底が浅く、スクリューをつけた動力船を導入できないことでした。そこで、底浅い川舟の船尾に小型飛行機のエンジンとプロペラをそのまま取り付けたプロペラ船が考案されました。それでも浅瀬になっているところでは、時として船底を砂利にゴリゴリとこすりつけながら走っていましたが、この地方の人々にとっては画期的な乗り物でした。プロペラ船の導入によって、筏と帆掛け舟にプロペラ船、思いもよらない取り合わせが、山深い熊野の地に出現したのです。プロペラ船は昭和18年から昭和47年9月まで運行していました。
写真には、プロペラ船が運航を始めた頃の瀞八丁の様子でのんびりと浮かぶ帆掛け舟とエンジン音を響かせて走るプロペラ船が写っています。しかし、このようにのんびりした光景は、ジェット船が運航を始めた昭和40年から見られなくなりました。(2008.1.27)
川原に立つかかし情報提供:市民の力わかやま

瀞峡のウォータージェット船に乗ると熊野川の左右の川原にいくつも大きなかかしが立っているのが見えます。どのかかしも旗ざおのようなものを持ち、様々な色の旗をつけて川の中央の方を見ています。
このかかしは熊野川の鮎を食べてしまう「鵜」が来ないようにと地元の漁業組合の人が立てたものだそうです。食欲旺盛な鵜は熊野川にたくさんいる鮎を一日に3キロも食べに来るとか。特に稚魚が放流されたときに大量に食べてしまうそうです。
このかかしが上手く鵜を追い払ってくれればよいのですが・・・(2007.3.30)