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那智山周辺

イヌグスの大木(那智勝浦町)
イヌグスの大木

西国三十三所第一番札所である青岸渡寺の境内に立つ、県下最大の巨木です。イヌグスは通称で、学名はクスノキ科タブノキ属の常緑高木、タブノキ(椨の木)です。鎌倉時代の終わり頃に生を受けたこのイヌグスは、織田信長の焼き討ちにも生き残り、約700年の間、那智山の歴史を黙って見続けてきました。 和歌山県の天然記念物に指定されています。

所在地 那智勝浦町那智山
高さ 17m
幹周り 4.4m
樹齢 400年以上
那智の樟(那智勝浦町)
那智の樟

熊野那智大社の境内で多くの参拝客を見下ろすこの木は、熊野三山造営の勅旨として参った平重盛が御手植えしたと伝わっています。 和歌山県の天然記念物に指定されています。

所在地 那智勝浦町那智山
高さ 27m・枝張り南北25m
幹周り 8.3m
樹齢 800年
ヤマザクラの名木(秀衝桜)(那智勝浦町)
ヤマザクラの名木

熊野那智大社のこの木は、藤原秀衡が夫人とともに熊野詣した折、奥州より持参した山桜で、晩桜とも白山桜とも呼ばれます。春には真白な花を咲かせます。 和歌山県の天然記念物に指定されています。

写真提供:熊野那智大社

所在地 那智勝浦町那智山
高さ 15m
幹周り 2m
樹齢 不明
枝垂れザクラ(法皇桜)(那智勝浦町)
枝垂れザクラ

後白河法皇が御手植えされたものと伝えられ、別名法皇桜と呼ばれています。熊野那智大社御本殿の第四殿の西御前と第五殿の若宮との間にあり、近くに寄って見ることはできません。 和歌山県の天然記念物に指定されています。

写真提供:熊野那智大社

所在地 那智勝浦町那智山
幹周り 1.46m
樹齢 不明
那智山、旧参道の杉並木(那智勝浦町)
那智山、旧参道の杉並木

那智山の麓から熊野那智大社への旧参道の両側の杉並木は全部で232本で、他には老楠が並んでいます。入口の両脇に立つ老杉は「夫婦杉」と呼ばれています。 和歌山県の天然記念物に指定されています。

所在地 那智勝浦町那智山
高さ 55m余
幹周り 8.5m
樹齢 約600年
木斛の大樹(那智勝浦町)
木斛の大樹

この木斛(モッコク)の大樹は、大門坂を上りきり、さらに大社へと進む表参道の途中、中世の行幸啓の御泊所、実方院跡の庭にあります。7月ごろ白い五弁の花を咲かせるツバキ科の常緑喬木です。 和歌山県の天然記念物に指定されています。

所在地 那智勝浦町那智山
高さ 10m
幹周り 1.8m
樹齢 約450年
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